こんにちは。 めぐり です
わたしの夫は県立病院で働く現役の公務員看護師です
看護師夫の経歴
- 看護師歴15年目、現役の県立病院看護師
- 民間総合病院→民間単科病院→県立病院と2回転職
転職したいけど、失敗したくない!!
どうすればいいんだろう??
転職サイト(エージェント)を活用すると、失敗しない転職ができる確率が上がりますよ!
看護師の転職は決して珍しいことではありません
日本看護協会の調査では2人に1人が「転職経験あり」と答えています
わたしの夫も2度転職経験があります
転職する理由も条件もひとそれぞれですが、共通していることは、
「失敗したくない!!」
この一心だと思います
夫は2度の転職はいずれも「成功だった」と感じていますが、転職に成功した要因は「転職サイト(エージェント)」を活用したからだと断言できます!
看護師が転職で失敗する原因の多くは「転職方法」を間違えているからです
本記事では転職方法別のメリット・デメリットを示し、「転職を成功させる方法」を解説していきます
参考にしていただければ嬉しいです
この記事は以下の人に向けて書きました
- 転職を考えている看護師さん
- 今の職場が合っていない、辞めたいと考えている看護師さん
- 今後結婚などライフステージの変化がある看護師さん
転職する動機
看護学校を卒業して就職先の病院を決めるとき
いつかこの病院を辞めるんだ!!
そんな意気込みの看護師はいないでしょう
みなさん「この病院で長く頑張りたい」と考え、就職すると思います
しかし、いざ働いてみると
「希望した配属先じゃなかった」
「怖い先輩に目をつけられていじめられる」
「仕事がなかなか覚えられない、向いてないんじゃないか」
「忙しくて辛い」
など、思い描いていた看護師とかけ離れた現実にぶつかり転職を考える、いっそのこと看護師を辞めようと考えてしますのです
看護師が転職を考える理由は大きく分けて3つです
- 人間関係の悩み
- 労働環境、仕事内容の悩み
- 給与の悩み
よほどのことがないと、これら1つの悩みで心身ともに追い詰められることは少ないです
多くの看護師はこれらの悩みを複数抱えています
また潜在的に悩んでいるところに、追い打ちのようにミスを起こして師長や先輩にきつく怒られたり、
病気で休んでしまうのをきっかけに気持ちの糸が切れて「辞めたい」気持ちが増幅していきます
一方で、これらの動機とは違って、前向きな動機もあります
辞めることに対しての前向きな動機とは、
- 結婚や出産などライフステージの変化
- キャリアアップ
今の職場にそこまで致命的な不満がなくても転職を考えるきっかけになります
いずれにしても看護師にとって「転職は決して珍しいことではない」
事実、日本看護協会の「2021年看護職員実態調査」では、
有効回答の看護職員約5,000人のうち半数が「転職経験あり」と答えています
件数 | 割合 | |
---|---|---|
転職経験あり | 2,588 | 50.5% |
転職経験なし | 2,533 | 49.5% |
合計 | 5,121 | 100% |
更に同調査で「転職経験がある」と回答した人にこれまでに所属した勤務先数を尋ねたところ、
「1~2か所」が最も多く 50.3%、次いで「3~4か所」が 34.7%でした
上のグラフから
「所属した勤務先の平均は 3.0 か所=平均2回転職している」
ことがわかります
わたしも2回転職して現在3ヵ所目の県立病院で働いています
実際に転職するに至らなくても、看護師になって全員一度は転職を考えるのではないでしょうか?
それほど看護師にとって転職は身近なことだと思います
「転職経験あり」が約2人に1人、さらにそのうちの半分の人は3ヵ所以上の勤務先に所属している
意外!!転職先に就職したきっかけは1位○○!?
上の調査結果からわたしが感じたことは、
転職経験者のうち約半数が3ヵ所以上に転職している
=
多くの人が転職に失敗しているのではないか?
ということです
転職したけど、
「思ったより給料が少なかった」
「聞いていたより残業が多い」
「休み希望が聞いてもらえない」
「希望した部署に配属されなかった」
など
ホームページやネットの口コミ、見学時に聞いたことと違うと感じる結果次の転職先を探す羽目になるのでは??と思います
こうなってしまう理由として考えられるのは、転職活動に問題があるのではないでしょうか??
日本看護協会では「転職先に就職したきっかけ」を調査し、以下が明らかになっています
件数 | 割合 | |
---|---|---|
転職先のホームページの求人募集をみて | 561 | 21.7% |
ナースセンターからの紹介 | 228 | 8.8% |
ハローワークからの紹介 | 341 | 13.2% |
友人・知人からの紹介 | 875 | 33.8% |
新聞・チラシの求人広告 | 105 | 4.1% |
有料の職業紹介事業者 | 49 | 1.9% |
無料の就職・求人情報サイト | 370 | 14.3% |
その他 | 497 | 19.2% |
無回答・不明 | 3 | 0.1% |
合計 | 2,588 | 100% |
なんと!!
意外なことに「友人・知人からの紹介」が最多で 33.8%、
次いで「転職先のホームページでの求人募集をみて」が 21.7%となっています
断言しますが、
これでは転職活動に失敗する危険性が高いです!!
友達の紹介や転職先のHPから直接転職先に応募するのがダメなの??
以下で「友人・知人からの紹介」「転職先のホームページでの求人募集をみて」の転職活動方法のメリット・デメリットを解説します
「友人・知人からの紹介」メリット・デメリット
実際にその職場で働いている「友人・知人からの紹介」であれば、
その転職先の福利厚生や待遇、人間関係など生の声が聞ける、スムーズに採用してもらいやすいメリットはあります
しかし、実際に友人と同じ配属先になるかはわからないし、
部署が変われば全く違う人間関係があるので「聞いていたのと違う」なんてこともあり得ます
また、その友人が職場での評判が良ければ、
「○○さんの紹介の人なら仕事ができる、良い人」と過大評価され、いらぬプレッシャーを感じます
逆に評判が悪ければ、
「○○さんの紹介の人か…どうせ同じような人でしょ?」と最初から人間関係に苦労するかもしれません
さらに紹介採用の場合、紹介者に職場から「紹介料」がもらえることもあります
紹介された看護師ももらえる場合がありますが、その一時の臨時収入のために判断を鈍らせることもあります
本当は条件交渉したいけど、友人・知人の紹介の手前突っ込んだ交渉ができない…
最悪、「思ってた職場じゃなかった」「やっぱり辞めたい」と思っても、紹介してくれた友人・知人に悪いから辞められないとなる可能性だってあります
「友人・知人からの紹介」
メリット
- 福利厚生や待遇、人間関係などの生の声が聞ける
- スムーズに採用してもらえる
- 紹介者、紹介された看護師に紹介料がもらえることがある
デメリット
- 紹介者の評判によって自身の人間関係も左右される
- 一時の臨時収入である紹介料に目がくらんで判断が鈍る
- 突っ込んだ条件交渉ができない
- 辞めにくい
友人・知人からの紹介で転職を成功させるポイントは、
「友人・知人がどれくらい自分のことを理解してくれていて、自分のことを想って紹介してくれているか」
これに尽きると思います
この見極めができないと転職は失敗し、友人・知人との仲が悪くなってしまうことも…
「転職先のホームページでの求人募集をみて」メリット・デメリット
転職先のホームページをみて求人情報から直接応募する場合、
採用側の病院や施設に採用コストがかからないので採用されやすいメリットがあります
「採用されやすい」といっても、もともと採用コストはある程度必要経費として考えているでしょうし、
「同じ能力の看護師が応募してきたら直接応募してきたほうの看護師をとる」レベルだと思います
採用側は少しでも採用コストを抑えたいので直接応募は大歓迎ですが、
転職サイト(エージェント)を利用して転職活動した場合、
看護師の年収の20~30%程度が採用側の病院や施設から転職サイト(エージェント)に支払われます
年収600万なら採用側から支払われる成果報酬は約120万円
同じような経歴の看護師で採用枠がわずかなら直接応募してきた看護師をとりたいのがおわかり頂けると思います
自分の転職したいところがはっきりしていてホームページ上だけで求人を出していることがあるかもしれないのも直接応募のメリットでしょう
しかし、電話のマナーに気を遣う必要がありますし、採用担当者との見学や面接の調整、労働環境の確認、内定後の条件面の交渉などすべて自分ひとりでしなければいけません
具体的な例を挙げると、
- 有給休暇は取れますか?
- 残業申請は通りますか?
- 住宅手当はいくらですか?
- 昇給はどれくらいありますか?
- 前の職場では給料○○円でしたが、それよりも上げてもらえますか?
など、なかには聞きにくいことも確認したいですよね?
「こんなこと聞いてくるなんて」「細かい人だな」「ややこしそうだから採用しないでおこう」って思われないか心配ですし、実際採用側は良い印象を持たないと思います
だからといって確認すべきことを確認せずに転職を決めてしますと、転職に失敗してしまう可能性が高くなります
「転職先のホームページでの求人募集をみて」
メリット
- 採用側の病院や施設に採用コストがかからないので喜ばれる、採用されやすい可能性がある
- 転職サイト(エージェント)に求人を出さず、ホームページ上だけで求人を出しているところがあるかもしれない
デメリット
- 転職活動をすべて自分ひとりで行わなければいけない
- 労働条件の確認や条件交渉など聞きにくい
- 電話マナーや交渉の仕方によっては人となりをマイナスに評価される可能性がある
ホームページから直接応募する場合は、採用側にとっては喜ばしいですが、転職する側にとってはあまりメリットがあるとはいえません
以上の理由から、
「友人・知人からの紹介」「転職先のホームページでの求人募集をみて」の転職活動では、
転職に失敗し、複数回転職をしている看護師が多いのではないでしょうか?
転職活動に失敗しないためには転職サイト(エージェント)を活用する!!
失敗しない転職活動とはどのようなものでしょうか?
- 転職前より給与が上がる
- 労働環境(休日数や残業時間など)が改善される
- 職場の人間関係が良好
- 希望した部署に配属
など考えられます
これらの優先順位はそれぞれ違うでしょうし、その他にも
「通勤時間」や「勤務地」なども大きな要素になるでしょう
大事なことは転職にあたって、「絶対譲れない条件」がそれぞれにあり、
その条件が確実に満たされると転職に成功したと言えるのではないでしょうか?
そのためには転職サイト(エージェント)の活用がおすすめです!!
転職サイト(エージェント)は「有料の職業紹介事業者」に区分されます
日本看護協会の「転職先に就職したきっかけ」の調査では、
「有料の職業紹介事業者」を活用した人は1.9%しかいませんでした
しかし、
転職を成功に導く方法は、
有料の職業紹介事業者、つまり転職サイト(エージェント)を活用することであると断言します!!
わたしも転職サイト(エージェント)を活用して転職に成功しました
「有料の職業紹介事業者」と聞いて、
有料なら使いたくないな
と思われるでしょう
大丈夫です!!
実は有料の職業紹介事業者は、求職者からの手数料などの徴収が原則禁止!!
有料なのは求人を出す病院や施設です
そこから手数料、紹介料を取っているのです
なので転職を希望する看護師は無料で転職サイト(エージェント)を利用できるので安心してください
以下で、転職サイト(エージェント)を活用した転職活動のメリット・デメリットを解説します
「転職サイト」「転職エージェント」の違い
看護師の「転職サイト」と「転職エージェント」は厳密には違います
しかし、インターネット上では同義語のように扱われており、
「看護師 転職サイト」で検索しても、実際は「転職エージェント」に関連した情報ばかりヒットします
「エージェント」という言葉は一般的に馴染みがないので本ブログでは転職サイト(エージェント)という表現をしています
本来「転職サイト」と「転職エージェント」の違いは
「担当者がつくかつかないか」
「転職サイト」は求人サイトに掲載された求人から「自分で探す」
「転職エージェント」は転職支援プロである担当者に条件を伝え、「求人を探してもらう」
「転職サイト(エージェント)を活用した転職活動」メリット・デメリット
「転職サイト(エージェント)を活用した転職活動」をする場合、
まずそのサイトへの登録が必須です
登録さえしてしまえば、あとは登録した地域に強い専任の担当者から連絡があります
そこでさらに詳細な希望条件など伝えれば条件に合う病院をマッチングしてくれます
担当者は「給与」「労働環境」「職場の人間関係」「非公開の求人」など
ホームページや口コミサイトでも知り得ない情報をもっていることもあります
これらは決して個人が調べるだけではわからないです
また、提出書類の作成や面接対策、施設見学の日時の調整、希望条件の交渉など
転職が完了するまでサポートしてくれます
利用者はこれらのサービスにいっさい費用が発生せず、無料でサポートしてもらえます
デメリットとしては、転職サイト(エージェント)によって得意な地域や取り扱い件数に差があるので、
同条件を提示してもA社とB社では同地域でも違う病院を勧められることがあります
また直接応募者の方が採用コストがかからないので、採用されやすいかもしれません
やはり転職サイト(エージェント)を活用して転職活動すると、
採用側が転職サイトへ支払う費用が高いので敬遠されることが考えられます
わたしが転職サイトで転職したとき、面接で「あなたを採用するために150万円くらい費用がかかっています。最低でも半年は辞めないでほしいです」とはっきり言われました
転職サイト(エージェント)を運営する会社は転職をさせることで利益を得るわけですから担当者も必死です
担当者に恵まれないと連絡がしつこかったり、転職を急かしてくるなど利用者本位ではないこともあるようなので注意が必要です
「転職サイト(エージェント)を活用した転職活動」
メリット
- 条件に合う病院をマッチングしてくれる
- ホームページや口コミサイトでも知り得ない情報をもっている
- 非公開求人情報をもっていることがある
- 給与面の交渉などをはじめ、転職が完了するまでサポート
- 完全無料で利用できる
デメリット
- 転職サイト(エージェント)によって得意な地域や取り扱い件数に差がある
- 直接応募のほうが採用されやすい可能性がある
- 担当者に恵まれないと連絡がしつこい、転職急かしてくるなど利用者本位ではないことがある
実際転職サイトを活用して一番メリットに感じたのは「給与」「労働条件」「職場の人間関係」など内部情報が知れたことです
転職サイト(エージェント)はこれまで利用された看護師や病院とのやりとりで情報を蓄積しています
転職後のアフターフォローで「実際の人間関係」などの不満を聞き取ることで次の利用者にも活かされていきます
給与の内訳や福利厚生などもっと詳しく知りたいとき、利用者の名前を伏せて直接病院に確認してくれるので「聞きにくいこと」も代わりに聞いてくれます
「休み希望は月何回取れるか?」「昇給は年どれくらいか?」など、わたしの名前を伏せて病院に確認してくたので聞きにくいことを代わりに聞いてもらいました
もちろん転職サイト(エージェント)を活用するうえでデメリットもありますが、これらは対策が可能です
デメリットに対しての対策は別記事で詳しく解説しますが、最も重要な対策は転職サイト(エージェント)に「複数登録する」ことです
複数登録して活用することで、
ので、デメリットをほぼ解消できます
おすすめ転職サイト(エージェント)
転職サイト(エージェント)は数多くあり、
それぞれに特徴や取り扱い求人数も違います
それらを補うには複数の転職サイトに登録するのがベストですが、
まずは1社試しに登録してみるだけでもいいと思います
いきなり複数登録するのも若干手間ですし、
転職条件などの聞き取りを同時期に受けるのもめんどくさい気持ちになることが否めません
出鼻から「転職活動めんどくさい」
となると、前向きに転職を進められなくなる可能性があります
まずは1社登録し、担当者と向き合って希望の条件を満たす求人を探す、
もし担当者とそりが合わない、良い求人がない場合は別の転職サイトに登録する
でも大丈夫です
まず、登録するなら
レバウェル看護
わたしも利用しました
【特長】
看護師求人EX
看護師求人EXもレバウェル看護同様、全国多数の求人を取り扱っているのでおすすめです
ナースJJ
【特徴】
転職者の離職原因は圧倒的に「情報不足」です
ナースJJではそんな不安を軽減できる体制が整っているのでおすすめです!
とうきょうナースステーション
【特徴】
東京都内での転職先を探すならまず登録しておきたいですね
ナースジョブ
【特徴】
北海道、大阪、岡山、広島、福岡在住や転職希望の看護師は登録して損はなし!
まとめ
それぞれ特徴がしっかりしている転職サイト(エージェント)を紹介しました
今回紹介した転職サイトはいずれも完全無料で利用できます!
それぞれの特徴から自分に合ったサイトにまずは1社気軽に登録してみてください
転職の第一歩は転職サイトに登録するところから始まりますよ
有休取って転職したい!
そんな看護師におすすめの転職の流れも解説しているので是非そちらの記事もご覧ください→click!看護師転職の流れ!①転職に向けた事前準備【退職前有休全消化したい人必須!!】
最後までご覧いただきありがとうございました